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生涯最初に触れた映像作家

1990年代、テレビ「ツイン・ピークス」で日本への海外ドラマ流入の先駆的現象となったデヴィッド・リンチ監督のスリラー映画「ブルーベルベット」。


主人公の青年が帰り道で切り落とされた人間の耳を拾い、ガールフレンドと共に探偵団のごとく、クラブ女性歌手や犯罪組織に探りを入れ、やがて犯罪とアンダーグラウンドな世界へ巻き込まれるというストーリーです。

また俳優デニス・ホッパーが「ファッ○」を連発する狂気の犯罪組織の男フランクを怪演し、話題となりました。

オープニング曲「ブルーベルベット」、ロイ・オービソンの唄「イン・ドリームズ」といった印象的な主題曲が流れるなか、青い空、白いフェンス、赤いバラ、切り落とされた人間の耳、その耳にうごめく小さな虫たち、こういった音と映像が洪水のごとく観客に降り注がれます。

ヒッチコックと江戸川乱歩を足して2で割り、導火線に火を放ったような映画。
当時二十歳だった私は、スクリーンを前にして、完全にノックアウトされたことは言うまでもありません。


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映画でしか表現できない、その色彩と呼吸

10年に1本しか作品を発表しない寡黙なビクトル・エリセ監督の長編第一作「ミツバチのささやき」。

劇場用プログラム(「ミツバチのささやき」「エル・スール」の2本立て用)

20年ほど前に仕事で上京した私は、東京の高田馬場で同監督「エル・スール」との二本立てで、これらを観た思い出があります。

「ミツバチのささやき」は、ある幼い姉妹が、村の巡回映画でフランケンシュタインを観て、やがてその存在を信じていくという、純粋な心の話です。

一方「エル・スール」は、思春期の少女と、秘密めいた父親とのふれ合いを描いた作品です。

思わずビデオ(VHS)も買いました。

この2作品とも非常に完成度が高く、上京したての私はまさに、
「東京らと、すげぇがんやってんだな~っ(新潟弁)」
→「東京だと凄いモノが上映されているんだな(標準語)」
という状態でした。

とても静かな映画なのに、これほどまでに画面に吸い込まれ、最後には打ちのめされたからです。


こういった映画は日本人には演じられない

記念すべきバットマン・シリーズの第一作、ティム・バートン監督の映画「バットマン」。


迷路のように壁面で囲まれた薄暗いところをすべるように映像が流れていくシーンを経て、突如その迷路がバットマンのマークを形作るオープニングタイトルを観て、一気にバットマンの妖しい世界に引き込まれます。

また映画中盤、バットマンがキム・ベイシンガー演ずる美人新聞記者を救出すべく、天井を突き破り宿敵ジョーカーの前に舞い降りるシーンは、この映画一番の美しい場面でしょう。
(もっと細かく説明すると、美人新聞記者が突き破られる天井を、見上げるワンショットが、光のコントラストを浮き立たせ、美しいのです)

この映画と第二作目「バットマン リターンズ」は、いかにもバートン監督の世界観が確立されており、私は大好きです。

一方のクリストファー・ノーラン監督は、映画「ダークナイト」で、同じようにバットマンVS.ジョーカーの対決を描いています。
こちらは「バットマン」とは、かなり雰囲気の異なる作品ですが、これもまた秀逸です。


今野雄二の言葉にハズレなし

1991年カンヌ国際映画祭で史上初の三冠(パルムドール、監督賞、主演男優賞)を受賞した映画「バートン・フィンク」。


公開当時、日テレ系深夜番組「EXテレビ」で、映画評論家 今野雄二がこの映画を絶賛していたので、さっさく劇場に足を運んだ思い出があります。

劇作家バートン・フィンクがホテルにこもり脚本作りに取り掛かりるうちに、隣室の保険外交員や大作家の愛人女性にかかわり、殺人事件に巻き込まれていくストーリーです。

「ブラッドシンプル」「ファーゴ」「バーバー」等 コーエン兄弟監督お得意のこじんまりとした映画ですが、あまり大げさに期待せず観てもらえれば、これはかなり楽しめるサスペンス映画といえるでしょう。
それくらい映画全体のリズムが、心地よい作品です。




この歳になってやっと気づきいた、あれは究極のチラリズム

いまやカルト的な信者をもつSF映画「エイリアン」。

オリジナルサウンドトラック盤

たいしたストーリーも無いのに、おかしなまでに最後まで観るものを惹きつけたSFホラーの傑作です。
静謐ともいえる雰囲気は、映画音楽の巨匠ジェリー・ゴールド・スミスの音楽さえ、まったく思い出せないほど無色透明でした。

エイリアンの全形像は、ラストに薄暗い宇宙船内で少しだけ垣間見ることができます。
「暗くてよくわからん」「もっとじっくり観てみたい」といった欲求を、最後まで見事に裏切ります。

正直言って、巷に存在するフィギアの姿を見ても、なぜかパッとしないですネ。
精密ではあるほど、全く怖くなく、むしろ滑稽すら感じます。

やはり、あの薄暗さの中でようやくチラッと覗いたパーツだけが(薄暗さの先にある見えにくい姿の一部が)、本来のエイリアンなのかもしれないです。

こういった小悪魔的な寸止めを経験したければ「サイン」「フォース・カインド」も、オススメです。
(エイリアンのような’出し惜しみ感覚’が充満しています)





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