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たけちゃん、もう一度こんな映画をつくってヨ

世界のキタノの原点にして最高傑作、映画「その男、凶暴につき」。


映画冒頭、ビートたけしの歩く姿に、エリック・サティ作曲の「グノシェンヌ」が流れ、ただならぬ気配に思わず画面に吸い込まれ、「これまでの日本映画とは、全然ちがう」と戸惑うでしょう。
終始、独特の凶暴性を充満させ、一触即発の緊張感で、物語が展開していきます。

敵役の俳優 白竜もいい味出しています。
狂気な刑事(たけし)と、チンピラ(白竜)との暴力シーンは、ハリウッド映画のアクションとは異なる種類の銃弾を、観るものの臓腑にズシッと打ち込んできます。

他のキタノ映画「HANABI」ほど、芸術的な要素は持ち合わせていません。
「ソナチネ」の哲学性も、「キッズ・リターン」の爽快感も、「座頭市」の娯楽性もありません。

でも、私は、キタノ映画の中で、この作品が一番好きです。
原点ともいえる「その男、凶暴につき」の荒削りさが、タマリマセン。





犬神家の一族 ~何度観たことだろう、犬神家のスケキヨ~

角川映画「犬神家の一族」は、昭和51年公開され、大ヒットを記録。
当時の角川文庫に付属されていたしおり(兼 映画割引券)


この映画は、テレビ放映されるたびに、何度も観た記憶があります。
当時は家庭用ビデオデッキも普及しておらず、私はラジカセとテレビをつなぎ、音声だけを録音し何度も聴いていました。(この頃すでにマニアックな片鱗を覗かせていたことを白状します)

ストーリーはもちろんのこと、その映像テクニックに酔いしれました。
私の好きな場面は、いっぱいあります。

 ・オープニングでタイトル「犬神家の一族」と出現した
  瞬間、大野雄二作曲のテーマ曲が流れ、一瞬にして
  物語の世界に引き込まれます。
 ・金田一耕助が、犯人に「佐武くんのあとに、佐智くん
  を殺害しましたね」と尋ねるほんの数秒間に、映像が
  金田一耕助の耳のあたりをサーッとカメラが横に
  移動して、緊張感が高まります。
 ・犯人が佐清を殺害するとき、亡くなった犬神佐兵衛
  の遺影が不気味に揺らめく不気味さは、半端でない
  です。

思い入れが強いだけに、挙げたらキリが無いですネ。

映画終盤、金田一耕助が事件の真相を語る場面で、この映画の一番美しいセリフが登場します。
  「すべては偶然の集積でした。しかしその偶然を
   たくみに筬(おさ)にかけて一つの筋を織りあげて
   いくには、なみなみならぬ知恵がいります。」
いかにも金田一耕助らしいセリフのようですが、原作ではセリフではなく、偶然が重なることによって起こった凶行を説明する文章として記述されています。
ですから映画でのセリフの美しさは、原作者横溝正史の文才によるところが大きいと言えるでしょう。

原作については、また機会を改めて書きます。







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